VPNに使われる暗号化の技術を解説します。
暗号化は主に盗聴を防ぐための技術で、伝えたい内容を通信相手だけが理解できるデータに置き換えて送信するという機能です。
途中経路で第三者がこのデータを見ても、でたらめな文字列が並んでいるようにしか見えず、これによって機密性を確保することが可能になります。
パケット認証は、途中経路でデータを書き換える改ざんを防止する技術です。
具体的には、データから特定の長さの値(これをダイジェストまたはハッシュ値と呼びます)を導き出す「ハッシュ関数」を用いてその結果をデータとともに相手に送信します。
相手も同じようにハッシュ関数を用いてデータからハッシュ値を導き出し、それが一致していれば途中経路で改ざんされていないと判断することができます。
接続先認証は通信相手を特定するための技術で、通信に先立って相手が本来の相手であるかどうかを確認します。
メールサーパなどに接続する際、送信したユーザー名とパスワードがサーバーが管理するものと一致することによって本来のユーザーであるとしてアクセスを可能にしますが、それも接続先認証の一つです。
これにより、なりすましによるアクセスから保護しています。
インターネットではプライベートIPアドレスを使っての通信はできず、必ずグローバルIPアドレスが必要になってきます。
そこで、相手側のLANへ送信する際にグローバルIPアドレスを持つパケットでカプセル化して送ります。
受け取った側は、カプセルから元のパケットを取り出すことで、インターネットを経由したプライベートIPアドレスての通信を実現しています。